阪神ファンにとっても日本野球界にとっても 衝撃が走った赤星選手の突然の引退
 
2000年…当時、シドニーに居た私はオリンピックで彼を知りました！！
初めてのプロアマ混同のオリンピック。赤星選手は代走起用。盗塁もしてました。

『小さっ！！早っ！！』が第一印象でした。
 
同年のドラフトでその小さい選手は阪神から指名されました。
同期は藤田太陽や、同じシドニー日本代表から沖原…そしてそして、、狩野選手、藤本選手etc… 

入団会見で『新庄さんの穴は僕がうめます』と… 
あの小さい体でえらい大きい事を…と多くの人が思ったでしょう… 

ところが、穴を埋めるどころか、当時、彼を大絶賛だった野村監督が起用を続け…
 新人王に盗塁王を獲得の大活躍☆☆ 
瞬く間に名前の通りスターダムへ…
 あれから、9年！！
気付けば居て当然の存在になっていた彼★ スターなのにいつも謙虚でとにかく地味… 

ほんの少しお洒落をしたくて藤本選手が茶髪にしても赤星選手は黒髪、短髪とにかく『真面目、ひたむき』 

ちびっこ阪神ファンはそんな赤星選手がみんな大好き 

プロアスリートの見本中の見本だと思います
 2003年9月15日 9回裏サヨナラヒットで、18年ぶりの優勝を引き寄せたシーンは永久に語り継がれるでしょうね 

04年の日米野球では、レッドソックス「オルティス」に
「トランクに入れて持って帰りたい選手・・・」と、言われてましたね。

真面目キャラを打破するべく05年優勝ビールかけではレイザーラモンHGのコスプレをするも、どこかぎこちない ・・・

前年、金本さんが骨折してもヒットを打ったからと肋骨骨折をしながら試合に出て
結果身体がボロボロになったなんて…
 
入団時は『レッツゴーレッツゴー赤星♪バックスクリーン目指して♪♪……』が、応援歌… いつも『バックスクリーンは無理やで』とツッコミを入れてた私。やはり生涯プロ人生での本塁打は3本だけ…
 だけど、盗塁はもちろん俊足を活かした併殺打の少なさと、安打数は見事です
 そして、結果ケガにつながったけど・・・彼の代名詞ダイビングキャッチはいつもファンを魅了してくれました。

彼の 思い出はつきない・・・
 
近い将来2000本安打や400盗塁の記録が出来るはずだったのに… 

神はなんたる試練をまだ33歳の彼に与えるのでしょう
 
もっともっとプロにふさわしくない選手だって居るだろうに・・・
何故ゆえに、あんな真面目でひたむきな赤星が… 

引退会見… 今までで一番感情を表に出した悔しそうな表情を見せてました
 最後となった車椅子の贈呈31台に黙ってサインを入れてる時も無念でならなかったんでしょう

 『涙を流すと選択が後悔になるから泣きません』と言ってました。
最後の最後まで真面目で無理をする赤星選手。もうなんだか痛々しかった ・・・

満身創痍の中 9年間通算盗塁381 平均打率2.95 は、大記録です
 
小さなレッドスターは大きな伝説となりました 

本当にありがとう
 
そして、アンタレスのようにもう一度輝く場所が見つかるように祈ってます